カンタス航空(QFA/QF)は、シドニー-羽田線に投入している「ジャンボ」の愛称で親しまれるボーイング747-400ER型機について、現地時間3月30日からエアバスA330型機に小型化する。中国から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)での需要減によるもので、9月中旬までを予定している。
カンタスの747は3クラス364席で、ビジネス58席、プレミアムエコノミー36席、エコノミー270席。同社のA330はA330-200とA330-300の2機種で、時刻表によるとA330-200を投入するとみられる。
A330-200は2クラス251席仕様(ビジネス27席、エコノミー224席)と2クラス271席仕様(ビジネス28席、エコノミー243席)の2種類があり、2019年12月16日に就航したシドニー-札幌線の季節便には、251席仕様を投入している。また、夏ダイヤ初日の3月29日に成田から移管するメルボルン-羽田線には、A330-300を投入する。
カンタス航空は新型コロナの影響により、12機保有する総2階建ての超大型機エアバスA380型機のうち、8機を運航停止。残り4機のうち2機を重整備や内装の改修に回し、残った2機のみで運航する(関連記事)。
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