ルフトハンザ ドイツ航空(DLH/LH)は、総2階建ての超大型機エアバスA380型機の一時運航停止を検討するなど、今後数週間でグループ全体の運航便数を最大50%削減する。中国から感染が拡大した新型コロナウイルス(COVID-19)の影響によるもの。
ルフトハンザのA380は14機で、フランクフルトとミュンヘンを拠点に運航。一時的に運航を停止できる範囲を調査しているという。
雇用面では解雇を回避するため、無給休暇や有給休暇の活用など進める。現時点で収益への影響を見積もることは不可能だとし、19日の会見で主要な財務情報を開示する見通し。
グループ全体で運航計画を見直す場合、ルフトハンザ本体のほか、スイス インターナショナルエアラインズ(SWR/LX)やオーストリア航空(AUA/OS)などにも影響が及ぶ可能性がある。
関連リンク
Lufthansa Group
・スイス国際航空、関空-チューリッヒ就航 コロナ拡大で式典中止(20年3月2日)
・ANAのA380、6月から週14往復すべて投入 1カ月前倒し、成田-ホノルル線(20年2月29日)
・ルフトハンザ、A380売却へ 22-23年、エアバスに6機(19年3月14日)
・A380、2021年に生産終了へ エミレーツ航空、39機キャンセル(19年2月14日)
・ルフトハンザ新塗装747-8、羽田初飛来(18年2月21日)