エアライン, 官公庁 — 2020年2月28日 16:20 JST

印ビスタラ、共同運航で日本就航 JAL・シンガポール航空と

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 国土交通省航空局(JCAB)は2月28日、インドのビスタラ(VSS/UK)から出されていた外国人国際航空運送事業の経営許可申請を許可した。3月から、日本航空(JAL/JL、9201)やシンガポール航空(SIA/SQ)などの運航便と、コードシェア(共同運航)で乗り入れる。

コードシェアで日本へ乗り入れるビスタラ=PHOTO: P. Masclet, Master Films/Airbus

 3月1日からコードシェアの対象となるのは、シンガポール航空が運航するシンガポール-羽田、福岡、中部(セントレア)、関西の各線と、成田経由のロサンゼルス線。このほか、子会社のシルクエアー(SLK/MI)が運航するシンガポール-広島線にも、ビスタラの「UK」便名を付ける。

 ビスタラはデリーとムンバイから、自社便でシンガポールへ乗り入れる。シンガポール-日本間と成田-ロサンゼルス間のみの利用はコードシェア対象外となる。

 3月15日からは、JALの成田-デリー線でもコードシェアを開始する。このほか、成田・羽田発着の札幌、中部、伊丹、福岡の各線と、羽田-関西線にもUK便名を付ける。成田-デリー線は3月28日までで、JALが羽田-デリー線と成田-ベンガルール線を開設する3月29日以降は、2路線でもコードシェアを開始する。

 ビスタラは、印タタ・サンズとシンガポール航空の合弁会社で、2015年1月9日に商業運航を開始。デリーを拠点に国内線を運航するほか、初の国際線としてシンガポール2路線を2019年8月に開設した。同年2月からは、JALとインド国内線の一部でコードシェアを開始している。

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