三菱航空機は2月27日、開発中のリージョナルジェット機「三菱スペースジェット(旧MRJ)」がエンジン「PW1200G」の国産初号機を搭載して飛行に成功したと発表した。14日に米国の飛行試験拠点「モーゼスレイク・フライトテスト・センター(MFC)」で実施した。
今回の飛行は、飛行試験機の初号機(FTV1、登録記号JA21MJ)に同エンジンを搭載して実施。三菱航空機の飛行試験チームがエンジンや機体の状態、性能を確認した。今後数週間で国土交通省航空局(JCAB)とFAA(米国連邦航空局)が実施しているTC(型式証明)飛行試験に参加する予定だという。
同エンジンの国内製造は、三菱重工航空エンジン(MHIAEL)が最終組立とテストを担当。2017年に組み立てを開始し、2019年11月に初出荷した。
スペースジェットの納期は、6度目の納入延期により2021年度以降となっている。
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【お知らせ】
三菱航空機より発表日について2月27日が正しい日付であると連絡が入り修正しました。(20年2月27日 09:30 JST)