春秋航空日本(SJO/IJ、SPRING JAPAN)は2月13日、実機を改装した客室のモックアップ訓練施設を、成田空港に隣接する航空科学博物館に設置すると発表した。月内の正式稼働を予定する。実機を使用した訓練施設は、国内のLCCでは初となる。
航空科学博物館内にオープンした体験館に設置する。通常は同社の客室乗務員が使用するが、訓練日以外は来館者に公開する。
モックアップには、退役した他社のボーイング737型機を使用。米カリフォルニア州のサンバーナーディーノ国際空港に保管されていた退役機を選定し、訓練施設用に加工した。
航空科学博物館は、日本初の航空専門博物館として1989年8月1日にオープン。2019年に開館30周年でリニューアルし、2階建ての体験館を新たに設置した。体験館には737 MAXと777のシミュレーターを1台ずつ展示している。
春秋航空日本
・春秋航空日本、初の初日の出フライト 南アルプス上空で158人観賞(20年1月1日)
・春秋航空日本、成田-上海就航 シャトル2便目、春節臨時便も(19年12月13日)
・春秋航空、成田初就航 上海から1日1往復、グループでシャトル化も(19年10月28日)
・SPRING、成田-寧波就航 新デザイン機で初便(19年4月25日)
・春秋航空日本、新ブランド「SPRING」 21年度黒字化目指す(19年4月10日)
航空科学博物館
・成田の航空科学博物館、30周年でリニューアル 737MAXシミュレーター新設(19年7月30日)
・航空科学博物館、開館30周年で刷新 子供向け4コンテンツ導入(19年6月7日)