アエロフロート・ロシア航空(AFL/SU)は3月29日から始まる夏ダイヤから、モスクワ(シェレメチェボ)-成田線を、羽田発着に変更する。羽田移転後は成田発着を運休し、1日1往復運航を継続する。
モスクワ発は、現地時間3月28日から変更する。羽田行きSU260/262/264便は午後7時にモスクワを出発し、翌日午前10時30分に着く。折り返しのモスクワ行きSU261/263/265便は午後0時15分に羽田を出発し、午後4時5分に到着する。機材は成田線同様、ボーイング777-300ER型機(3クラス402席:ビジネス30席、プレミアムエコノミー48席、エコノミー324席)を投入する。
国土交通省航空局(JCAB)は、羽田国際線の昼間時間帯(午前6時から午後10時55分まで)発着枠50枠のうち、日本と相手国の航空会社に25枠ずつ配分。このうちロシアは4枠で、ロシアと日本で2枠ずつの配分となった。
ロシアにはアエロフロートのほか、S7航空(SBI/S7)にも割り当て、ウラジオストクから乗り入れる。日本は日本航空(JAL/JL、9201)と全日本空輸(ANA/NH)に1枠ずつ配分。JALは3月29日からモスクワ(シェレメチェボ)線を1日1往復で開設し、ANAは7月1日から、モスクワ(ドモジェドヴォ)線を1日1往復運航する。
アエロフロートのモスクワ線は、JALとコードシェア(共同運航)する。
運航スケジュール
SU260/262/264 モスクワ(19:00)→羽田(翌日10:30)
SU261/263/265 羽田(12:15)→モスクワ(16:05)
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