ANAホールディングス(9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)が発表した2019年12月の利用実績によると、国際線は旅客数が前年同月比4.9%増の87万2675人、座席供給量を示すASK(有効座席キロ)は11.2%増の60億8767万3000座席キロ、有償旅客を運んだ距離を示すRPK(有償旅客キロ)は10.7%増の46億8336万6000旅客キロ、ロードファクター(座席利用率、L/F)は0.4ポイント低下し76.9%だった。
一方、国内線は旅客数が前年同月比1.6%増の324万8458人、ASKは0.1%増の44億3512万9000座席キロ、RPKは1.1%増の29億7469万8000旅客キロ、搭乗率は0.7ポイント上昇の67.1%となった。
―記事の概要―
・国際線
・国内線
・運航状況
国際線
国際線の方面別では、L/Fが最も高かったのは北米方面/ホノルルの78.2%(前年同月比3.6ポイント上昇)で、低かったのは欧州方面の73.3%(2.2ポイント低下)だった。
旅客数が最も増加したのは北米方面/ホノルルで、22.8%増の21万1555人。唯一減少したアジア/オセアニア方面は、0.8%減の58万3350人だった。
国内線
国内線のうち、羽田発着の幹線4路線の搭乗率は、伊丹線の78.8%(4.4ポイント上昇)が最も高く、最低値は札幌線の67.8%(2.8ポイント低下)だった。
旅客数は札幌線と那覇線が前年を下回った。最も増加した伊丹線は、8.4%増の26万565人。減少率が最も高かった札幌線は、1.8%減の28万6177人だった。
運航状況
運航状況は、国際線が就航率99.9%(前年同月は100.0%)、定時出発率79.7%(85.3%)、定時到着率83.3%(85.2%)。国内線は就航率99.4%(98.7%)、定時出発率88.3%(88.7%)、定時到着率85.7%(85.3%)だった。
関連リンク
全日本空輸
・JAL、国際線利用率77.5% ハワイ・グアム客14.5%減、19年12月(20年1月29日)
・ANA、国際線利用率77.1% 北米方面客22.3%増、19年11月(20年1月15日)