日本トランスオーシャン航空(JTA/NU)と琉球エアーコミューター(RAC)は1月29日、沖縄のシンボルである首里城再建の機運を盛り上げようと、特別デザイン機をお披露目した。各社1機ずつで、同日から運航を開始する。
使用機材は、JTAがボーイング737-800型機(2クラス165席、登録記号JA08RK)、RACがボンバルディア(現デ・ハビランド・カナダ)DHC-8-Q400CC型機(1クラス50席、JA81RC)。JTA機は機体後方、RAC機は搭乗ドア付近に首里城のデカールを貼った。デカールは首里城を大きく描き、「希望」「首里城」と文字を入れた。
JTA機は、29日の那覇午後2時25分発宮古行きNU563便が初便。RAC機は那覇午前7時40分発久米島行き871便から投入している。
首里城は、2019年10月31日未明に起きた火災で主な建物が全焼。琉球王国時代から伝わる貴重な収蔵品も多くが焼失した。日本航空(JAL/JL、9201)とJALグループで那覇空港を拠点とするJTAとRACの3社は、首里城再建に向け支援金の寄付などを行っており、特別デザイン機もその一環で運航する。
関連リンク
日本トランスオーシャン航空
琉球エアーコミューター
日本航空
・JTAとRAC、世界自然遺産登録に向け特別デザイン機お披露目(19年9月1日)
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