ボーイングは、開発中の大型機777Xの初飛行を再延期した。現地の天候不良によるもので、当初予定の現地時間1月23日(日本時間24日未明)を翌24日に延期したが、25日に改めた。現在の予定では、25日午前10時(同26日午前3時)に初飛行する見通し。
*25日に再延期し初飛行。記事はこちら。
24日は、ボーイングのエバレット工場に隣接するシアトル近郊のペインフィールド空港では、商業運航便が離着陸していたものの、ボーイングによると、初飛行では風速や離陸方向など特別な条件があり、777Xが出発できる風速の条件を満たさなかったという。
777Xは777の後継機で、メーカー標準座席数が3クラス350-375席の777-8と、400-425席の777-9の2機種で構成。今回初飛行するのは777-9の飛行試験機で、GEアビエーション製の新型エンジン「GE9X」で問題が発覚して再設計が生じたため、2019年内に予定していた初飛行を、今年初頭に延期していた。初号機納入は年内を計画している。
日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)が、777-300ERの後継機として777-9を20機確定発注しており、2021年度から受領する見通し。
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ボーイング・ジャパン
初飛行
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