日本航空(JAL/JL、9201)とグループ会社のジェイエア(JAR/XM)は1月22日、同日の伊丹発大分行きJL2361便(エンブラエル170型機、登録記号JA212J)が自機の航空日誌(ログブック)を搭載せず、別の同型機のものを積んで運航していたと発表した。この影響で、折り返しの大分発伊丹行きJL2362便が欠航。搭乗予定だった50人に影響が出た。
JL2361便を運航したジェイエアによると、同便が運航中に当該機の航空日誌が伊丹空港に置かれたままになっているのが発覚。大分到着後に確認したところ、22日は予備機として伊丹で待機していた別の同型機(JA220J)の航空日誌が搭載されていた。航空日誌には、その機体の運航状況や整備作業が記録されており、航空法で機体への搭載が義務づけられている。
このため、当該機の航空日誌を後続の伊丹発JL2365便で大分へ運び、当該機は航空日誌を搭載して乗客を乗せずに伊丹へフェリー(回航)された。同機はその後、伊丹発大分行きJL2367便と、折り返しの大分発伊丹行きJL2366便に投入されている。
JL2361便には、乗客48人(幼児1人含む)と乗員4人(パイロット2人、客室乗務員2人)が乗っていた。ジェイエアによると、発生原因は確認中だという。
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