ボーイングは現地時間1月21日(日本時間22日)、737 MAXの運航再開時期について、今年半ばになる見通しだと声明を発表した。運航再開時期はFAA(米国連邦航空局)などの規制当局が決定するものとした上で、航空会社などの顧客やサプライヤーが今後の計画を立てることを支援するため、見通しを示したと説明している。
ボーイングは今回発表した再開時期の見通しについて、「認証プロセスに関するこれまでの経験」から推定したという。「737 MAXを安全に運航に戻すことは私たちの最優先事項」とした。
21日の声明では、来週の決算発表で737 MAXの運航再開に向けた追加情報を公表するという。
2件の墜落事故が起きた737 MAXは、今月から生産を一時停止。現時点で従業員のレイオフは予定していない。2件とも737 MAXで新たに採用した失速防止システム「MCAS: Maneuvering Characteristics Augmentation System(操縦特性向上システム)」が要因となり、システムの改修を進めている。
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