1月8日に奄美空港の滑走路を逸脱し、自走不能になった日本エアコミューター(JAC/JC)のATR42-600型機(登録記号JA07JC)は、8日午後11時10分に機体の移動が完了し、9日の奄美大島発着便は平常通りの運航を予定している。
滑走路を逸脱したのは、8日の喜界島発奄美大島行きJC3830便。奄美大島へ午前10時1分に着陸後、前脚(ノーズランディングギア)のタイヤが滑走路脇の地面にはまり、自走が出来ない状態になった。乗客18人(幼児なし)と乗員3人(パイロット2人、客室乗務員1人)にけがはなかった。
JACは、「復旧作業が完了するまで長時間にわたって滑走路が閉鎖となり、多くのお客様と関係者に多大なご迷惑をおかけしたことを深くお詫びします」とのコメントを発表した。
今回のトラブルについて、国土交通省航空局(JCAB)は8日、けが人が発生する「航空事故」につながりかねない「重大インシデント」に認定した。
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日本エアコミューター
奄美空港
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