日本エアコミューター(JAC/JC)は1月8日、喜界島発奄美大島行きJC3830便(ATR42-600型機、登録記号JA07JC)が着陸後、滑走路から逸脱した影響で、9日も運航便に影響が生じる可能性があると発表した。国土交通省航空局(JCAB)は航空事故につながりかねない「重大インシデント」に認定した。
*1月9日は平常運航。続報はこちら。
JACによると、JC3830便は喜界島を定刻より6分早い午前9時49分に出発。奄美大島へ午前10時1分に着陸した際に滑走路から逸脱し、自走が出来ない状態になった。乗客18人(幼児なし)と乗員3人(パイロット2人、客室乗務員1人)にけがはなく、機体のステップから降りてバスでターミナルへ移動した。
機体には外観上の大きな損傷はないものの、前脚(ノーズランディングギア)のタイヤが滑走路脇の地面にはまり、自走ができない状態。機体の移動に時間がかかっており、9日も滑走路閉鎖が続く場合、奄美発着便に欠航や遅延などが発生する可能性がある。
関連リンク
日本エアコミューター
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