世界の航空関連情報を提供する英国のOAGは、2019年の定時運航順守率が高かった上位20空港を公表した。規模によりカテゴリー分けしたランキングで、最も大きな「メガ空港」部門で首位となったのは、ロシア・モスクワのシェレメチェボ空港で、2019年に首位だった羽田空港は2位だった。
OAGは、定刻より15分以内に出発・到着したものを「定時運航」とし、各空港をランク付けした。2019年の暦年で、出発便の提供座席が250万席以上の空港を対象とし、250万から500万席を「小規模空港」、500万から1000万席を「中規模空港」、1000万から2000万席を「大規模空港」、2000万席から3000万席を「主要空港」、3000万席以上を「メガ空港」と分類した。
メガ空港部門では、シェレメチェボ空港が定時運航順守率86.87%で首位。2位は羽田空港で86.60%、3位はシンガポールのチャンギ国際空港で84.03%、4位は83.74%のハーツフィールド・ジャクソン・アトランタ国際空港、5位は80.27%のシアトル・タコマ国際空港がランクインした。
主要空港部門では、イスタンブールのサビハ・ギョクチェン空港が83.42%で首位。2位はミネアポリス・セントポール国際空港で83.27%、3位には83.08%のデトロイト・メトロポリタン国際空港がランクインした。同部門に分類されている成田空港は、78.61%で11位だった。
大規模空港部門では、伊丹空港が88.03%で首位。2位はロシア・サンクトペテルブルクのプルコヴォ空港で87.16%、3位には86.82%でホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港がランクインした。同部門に分類されている新千歳空港は84.06%で8位だった。
中規模空港部門では、パナマシティのトクメン国際空港が92.21%で首位。2位は南アフリカのケープタウン国際空港で84.60%、3位には84.43%でトルコ・アンカラのエセンボーア国際空港がランクインした。
小規模空港部門では、ベラルーシのミンスク第2空港が92.60%で首位。2位はエルサルバドル国際空港で86.20%、3位には85.84%で伊ミラノ・リナーテ空港が85.84%でランクインした。同部門に分類されている鹿児島空港は、83.34%で11位だった。
各カテゴリーのランキング上位5空港は下記のとおり(括弧内は定時運航順守率)。
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