コリアエキスプレスエア(KEA/KW)は現地時間12月28日から、すべての運航を停止している。同社はウェブサイトで「社内事情」による運航停止と説明。運航再開のめどは立っていない。
同社は2005年設立のコミューター航空会社で、機材はエンブラエルERJ145型機(1クラス50席)を3機保有している。日本への定期便は襄陽-北九州線のみで、同路線も運航停止の対象路線となる。このほか、韓国国内線も運航を停止している。
日本へは北九州のほか、これまでチャーター便で乗り入れており、対馬や鳥取、松本、南紀白浜など各空港への就航実績がある。
コリアエキスプレスエアは、JMRS(新宿区)と日本地区チャーター総販売代理店(GSA)の契約を締結している。JMRSによると、コリアエキスプレスエア側は、日韓関係悪化に伴い韓国からの訪日客が減少したことなどが運航停止の要因になったと説明しているという。
関連リンク
Korea Express Air
・日韓路線の提供座席、減少止まらず 7月から20%減、230便超運休へ(19年9月9日)
・コリアエキスプレス、北九州に定期便 襄陽・務安から(18年5月23日)
・JMRS、コリアエキスプレスエアの日本代理店契約(18年5月14日)