エアライン, ボーイング, 機体, 空港 — 2020年1月1日 23:45 JST

JAL、初日の出フライトで子年CAが歴代制服

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 日本航空(JAL、9201)は1月1日、初日の出・初富士フライトを実施した。今年で12年目となり、羽田発着便は11年目を迎えた。便名は「2020年1月1日」にちなみ、JL2011便と名付けられた。

JALの初日の出フライトJL2011便から見た初日の出と富士山=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

 機材はボーイング767-300ER型機の国内線仕様機「JALスカイネクスト」(登録記号JA613J、3クラス252席)を使用。搭乗口前では、JALの赤坂祐二社長や、着物姿で同乗する2019年度「ミス日本グランプリ」の度會(わたらい)亜衣子さんと「ミス日本水の天使/ミス着物」谷桃子さんとの記念撮影コーナーに、乗客たちが列を作っていた。また、聖火トーチの撮影コーナーも設けられた。

 出発に先立ち、あいさつした赤坂社長は、今夏に開催される東京オリンピック・パラリンピックについて、「3月には聖火輸送、4月には制服を一新する。日本へ来ていただく準備をしっかりしたい」と述べた。「今年の客室乗務員は全員子年。歴代制服を着用して何人か乗務する」とあいさつした。整備出身の赤坂社長は、「整備士なのでしっかり地上でサポートしたい」と、今年も搭乗はしなかった。

 JL2011便は乗客214人(スタッフなど含めると245人)と乗員10人(パイロット2人、客室乗務員8人)を乗せ、午前5時45分に第1ターミナル10番スポットを出発。富士山の北西側にあたる長野県駒ヶ根市上空を富士山より2000メートルほど高い高度で旋回し、初日の出と初富士を左右の窓から交互に鑑賞した。

 太陽が富士山の奥から徐々に顔を出すと、乗客はスマートフォンなどで御来光を写真に収めていた。

 客室乗務員は、8人全員が子(ね)年生まれで縁起を担いだ。うち3人は歴代制服を着用。4代目(1967年3月から70年6月、デザインは森英恵氏)と5代目(1970年7月から77年9月、森英恵氏)、7代目(1988年1月から96年9月、本井重信氏)を着用し、機内サービスをした。操縦は板垣英樹機長と竹村陽介副操縦士が担当した。

 乗客にはおせち風弁当と紅白まんじゅう、升酒が配られた。初日の出の鑑賞後は、機内で抽選会が開かれた。

 初日の出鑑賞を終えたJL2011便は北東に進路をとり、栃木県日光付近から羽田へ向け南下。茨城県と千葉県の上空を経て羽田に戻った。

JALの初日の出フライトJL2011便から見た日の出前の富士山=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

JALの初日の出フライトJL2011便から見た日の出前の富士山=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

JALの初日の出フライトJL2011便から見た初日の出と富士山=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

ミス日本の2人と記念撮影するJAL初日の出フライトの乗客=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港10番搭乗口前で赤坂社長やミス日本の2人と記念撮影するJAL初日の出フライトに搭乗する女の子=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港10番搭乗口前であいさつするJALの赤坂社長=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港10番搭乗口前で記念撮影に応じるJALの赤坂社長(中央)とミス日本グランプリの度會亜衣子さん(右)、ミス日本「水の天使」の谷桃子さん、歴代制服を着用した客室乗務員=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港10番搭乗口で初日の出フライトの乗客を見送るJALの赤坂社長(左から2人目)とミス日本「水の天使」の谷桃子さん(左)、ミス日本グランプリの度會亜衣子さん=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港10番搭乗口で初日の出フライトの乗客を見送るJALの赤坂社長(左から2人目)とミス日本「水の天使」の谷桃子さん(左)、ミス日本グランプリの度會亜衣子さん=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

4代目制服を着用して初日の出フライトに乗務するJALの客室乗務員=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

JALの初日の出フライトの機内で搭乗証明書を乗客に手渡すミス日本グランプリの度會亜衣子さん=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

JALの初日の出フライトの機内で搭乗証明書を乗客に手渡すミス日本「水の天使」の谷桃子さん=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

JALの初日の出フライトJL2011便から初日の出と富士山を観賞する乗客=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

初日の出フライトで5代目制服を着用して機内サービスするJALの客室乗務員=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

初日の出フライトで7代目制服を着用して機内サービスするJALの客室乗務員=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

JALの初日の出フライトで提供された機内食=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港に戻った初日の出フライトの乗客を出迎えるJAL社員=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

羽田空港に戻った初日の出フライトの乗客の搭乗証明書にサインするJALの赤坂社長ら=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

初日の出フライトに搭乗した女の子と話す竹村副操縦士(左)と板垣機長=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

2020年の初日の出フライトを終えた歴代制服を着用した客室乗務員=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

2020年の初日の出フライトを終えたJALの板垣機長(左)と竹村副操縦士=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

2020年の初日の出フライトを終えて記念撮影に応じる赤坂社長ら=20年1月1日 PHOTO: Tatsuyuki TAYAMA/Aviation Wire

関連リンク
日本航空

2020年の初日の出フライト
ANA、20周年迎えた初日の出フライト 令和初、卓球・伊藤美誠選手も同乗(20年1月1日)
春秋航空日本、初の初日の出フライト 南アルプス上空で158人観賞(20年1月1日)

2019年の初日の出フライト
JAL、羽田10年目の初日の出フライト 亥年CAが歴代制服(19年1月1日)
ANA、19回目の初日の出フライト 平子社長も初搭乗(19年1月1日)
ソラシド、初日の出・初詣フライト 羽田から青島神社参拝(19年1月3日)

写真特集・JAL新制服
(1)CAはパンツスタイル初採用11代目(19年7月27日)
(2)ワンピース初採用の地上係員7代目(19年8月2日)
(3)パイロットは女性専用が初登場(19年8月4日)
(4)整備士・グラハンはデサントとモンベル(19年8月5日)
(5)夏の沖縄はかりゆし着用(19年8月9日)