春秋航空日本(SJO/IJ、SPRING JAPAN)は1月1日、同社初となる「初日の出フライト」を実施した。成田空港を発着し、158人が初日の出を楽しんだ。
初日の出フライトはIJ9777便(ボーイング737-800型機、登録記号JA06GR)として運航。午前5時34分に162番スポット(駐機場)を出発し、2020年の成田空港の一番機として午前6時に離陸した。午前6時40分ごろから、長野県伊那市付近の南アルプス上空約2万フィート(約6096メートル)で、富士山と初日の出を観賞した。
1席につき1万円で販売し、窓側座席などには追加料金を設定。窓側は4万円を追加し1席5万円、中央席と翼上席の窓側は2万円追加の1席3万円で販売した。通路側と翼上の中央席は追加料金が不要で、1万円で提供した。
同社の737-800は189席で、このうち初日の出フライトには、一部の見にくい席を除く164席を関係者向けを含め用意。完売したものの、当日になり6人がキャンセルした。当日はキャンセル分を除いた153人のほか、関係者ら5人を含む計158人が搭乗した。
出発前に162番搭乗口であいさつした春秋航空日本の王煒(ワン・ウェイ)会長は、「2019年8月に就航5周年を迎えることができた」と利用客に謝辞を述べた。
利用客は、162番搭乗口近くに設置した記念写真用のフォトスポットで写真撮影を楽しんだ後、フライトタグなどの記念グッズを受け取り搭乗した。機内ではコーヒーやお茶などを1杯無料で提供し、このほか、おせち料理をイメージした和風弁当を用意。予約制で2020円で販売し、46人が利用した。降機時には、同乗した同社の樫原利幸社長らが搭乗証明書を手渡した。
参加者は日本人の親子連れのほか、中国人のカップルなどが多く見られ、スマートフォンで写真や動画を撮影しながら、令和初となる初日の出を楽しんだ。
運航スケジュール(予定/実績)
IJ9777 成田(06:00/05:34)→成田(08:20/08:11)
関連リンク
SPRING
2020年の初日の出フライト
・JAL、初日の出フライトで子年CAが歴代制服(20年1月1日)
・ANA、20周年迎えた初日の出フライト 令和初、卓球・伊藤美誠選手も同乗(20年1月1日)
写真特集・平成最後の初日の出フライト
JAL編 歴代制服で亥年CAがサービス(19年1月5日)
ANA編 富士山より200メートル上から観賞(19年1月5日)
ソラシド編 青島神社へ初詣(19年1月6日)
2019年の初日の出フライト
・JAL、羽田10年目の初日の出フライト 亥年CAが歴代制服(19年1月1日)
・ANA、19回目の初日の出フライト 平子社長も初搭乗(19年1月1日)
・ソラシド、初日の出・初詣フライト 羽田から青島神社参拝(19年1月3日)
FDAは令和初日の出
・FDA、中部から令和“初日の出”チャーター 大村知事も搭乗(19年5月1日)
春秋航空日本
・春秋航空日本、成田-上海就航 シャトル2便目、春節臨時便も(19年12月13日)
・春秋航空、成田初就航 上海から1日1往復、グループでシャトル化も(19年10月28日)
・SPRING、成田-寧波就航 新デザイン機で初便(19年4月25日)
・春秋航空日本、新ブランド「SPRING」 21年度黒字化目指す(19年4月10日)