エールフランス-KLMグループは、エアバスA220-300型機を60機発注した。傘下のエールフランス航空(AFR/AF)が運航する予定で、欧州の航空会社によるA220発注としては最大規模になる。
A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の新名称で、A220-100(旧CS100、100-135席)と、中胴が3.7メートル長い長胴型のA220-300(旧CS300、130-160席)の2機種で構成。エンジンは、低燃費・低騒音が売りとなる新型の米プラット・アンド・ホイットニー社製「PurePower PW1500G」で、従来機よりも二酸化炭素(CO2)排出量を20%、窒素酸化物(NOx)排出量は50%削減できる。
エアバスの受注リストによると、エールフランスは11月末時点で、A318を18機、A319ceo(従来型A319)を34機、A320ceoを43機、A321ceoを20機運航している。単通路機のうち、150席以下クラスの経年機となるA318とA319をA220-300に置き換える。
A220の受注は11月末時点で530機。内訳はA220-100が99機、A220-300が431機となっている。
A380は退役、A350-900は追加発注
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写真特集・A220-300お披露目
・2席+3席でゆとりある客室(18年7月15日)
中部でデモフライト
・なぜA220は中部でデモフライトを実施したのか 特集・日本の100-150席市場を考える(19年8月14日)
デモフライトの動画
・A220セントレア着陸(3:53)
・A220の機内(0:32)
・A220セントレア離陸(2:24)
CシリーズからA220へ
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