ピーチ森副社長、定時性「極めて重要な指標」

　ANAホールディングス（ANAHD、9202）傘下のピーチ・アビエーション（APJ/MM）は、同じく傘下のバニラエアとの統合を11月に完了したことで、年間輸送量で国内第3位の規模を誇る航空会社となり、国内LCCでは最大になった。しかし、国土交通省航空局（JCAB）による調査「航空輸送サービスに係る情報公開」で定時運航率を見ると、80％台にとどまる。大手2社やスカイマーク（SKY/BC）などの90％台と比べて定時性が低く、ビジネス客の獲得など首都圏での今後の事業拡大には不安が残る状況だ。

首都圏展開が本格化するピーチにとって定時性向上は重要課題だ＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ピーチの森健明副社長は12月26日、「定時性は極めて重要な指標。これまでピーチはそれほど多くない機材で、限られた人材で飛ばしてきたが、定時性を上げていかないとお客様の期待に応えられない。アイルランドのライアンエア（RYR/FR）は数多くの便を運航しているが定時性は90％を超えている。（ピーチは）今は85％を達成したいが、ビジネス需要の獲得には

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