JAL、訪日客を国内線で“どこかに”無料招待　2020年夏限定、最大5万人

　日本航空（JAL/JL、9201）は、2020年夏に日本を訪れる外国人旅行者を対象に、国内線を無料で往復利用できるキャンペーン「Win a Trip with JAL」を2月下旬から始める。行き先をシステムが決める「どこかにマイル」のサービスを活用し、訪日客を日本のどこかへ招待する。

どこかにマイルのシステムを活用し20年夏の訪日客を国内へ無料招待するJAL＝PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　どこかにマイルは、4カ所の行き先候補の中から最終的な行き先をシステムが決める特典航空券。JALは野村総合研究所（NRI、4307）と共同開発し、2016年12月12日からサービスを開始した。今回のキャンペーンは、2020年7月から9月にかけて日本に滞在する外国人が対象で、観光庁と日本政府観光局（JNTO）が2020年から実施する「Your Japan 2020キャンペーン」の一環として実施する。

　対象路線は、羽田と伊丹、関西空港を発着するJALグループの国内線全路線。2月下旬からサービスを開始予定で、最大5万人に往復航空券を無料提供する。予約の申し込み期限は往路の搭乗7日前まで。また、JALのマイレージサービス「JALマイレージバンク（JMB）」海外地区会員で、日本国外に居住していることなどが条件になる。

関連リンク
Win a Trip with JAL

・JALどこかにマイル、3周年で3択キャンペーン　往復8000マイル（19年11月13日）
・「行き先は本当にランダムです」特集・JALとNRI「どこかにマイル」担当者に聞いてみた（16年12月12日）