エアアジア・ジャパン(WAJ/DJ)は2020年2月22日から、中部(セントレア)-福岡線の運航を開始する。国土交通大臣の諮問機関である運輸審議会が、同社の福岡就航を妥当と判断したことによるもので、認可後に正式発表する。同社が日本市場に再参入後、福岡へ就航するのは初めて。
機材はエアバスA320型機(1クラス180席)を投入する。
運輸審議会は、エアアジア・ジャパンが11月1日付で提出した福岡就航の許可申請について、審議を進めてきた。運輸審議会は赤羽一嘉国交相に対し、12月19日付で運航許可が適当と答申。国土交通省航空局(JCAB)の正式認可後、エアアジア・ジャパンは運航スケジュールなどを発表する。
福岡のほか、成田と羽田、伊丹、関西の5空港へのは、乗り入れに国交相による事前許可が必要な「混雑空港」に指定されている。審議会では許可が妥当かを審議する。運輸審議会での審議対象となるのは、混雑空港に乗り入れる国内線のみで、国際線は対象外となる。
エアアジア・ジャパンが福岡に就航するのは、エアアジア・グループが楽天(4755)などとともに日本市場への再参入後初となる。ANAホールディングス(9202)と合弁で立ち上げた旧エアアジア・ジャパン時代は、福岡線を成田と中部から運航していた。
関連リンク
エアアジア・ジャパン
運輸審議会が審議
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旧エアアジア・ジャパン
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現エアアジア・ジャパン
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