エアバス, 機体 — 2019年12月23日 14:11 JST

エアバス、A350コックピットにタッチ画面導入

By
  • 共有する:
  • Print This Post

 エアバスは、大型機A350 XWBのコックピットにタッチスクリーンを導入した。仏タレスとディスプレーを共同開発したもので、最初の機体は中国東方航空(CES/MU)へ現地時間12月18日に引き渡された。

コックピットの大型画面にタッチスクリーンを導入したエアバスA350 XWB(同社提供)

 A350のコックピットに設置された6つの大型画面のうち、左右の端2つと低位置にある中央画面1つの計3つがタッチスクリーンになった。パイロットはEFB(エレクトロニック・フライト・バッグ)のアプリケーション利用時に、タッチスクリーンで操作できる。タッチ入力方式により、操縦席前の引き込み式テーブルに設置された既存のキーボードと、中央コンソールのキーボード&トラックボール(KCCU:キーボード‐カーソル・コントロール・ユニット)を補完する。

 このタッチスクリーン技術は、11月にEASA(欧州航空安全庁)により型式証明を取得。ピンチズームやパン操作が容易にできるという。特に離陸時や飛行/巡航時、空港進入準備などで、柔軟性やパイロット同士のやり取りを向上させる。また、飛行中にパイロットの作業負荷の大きい状況で、中央画面でEFBアプリを使う際、さまざまなカーソル入力作業を軽減し、別の画面を操作する必要がなくなる。

コックピットの大型画面にタッチスクリーンを導入したエアバスA350 XWB(同社提供)

コックピットの大型画面にタッチスクリーンを導入したエアバスA350 XWB(同社提供)

コックピットの大型画面にタッチスクリーンを導入したエアバスA350 XWB(同社提供)

コックピットの中央画面にタッチスクリーンを導入したエアバスA350 XWB(同社提供)

関連リンク
Airbus

写真特集・JAL A350-900福岡公開
(1)ファーストクラスはゆとりある個室風
(2)クラスJは新レッグレストで座り心地向上
(3)普通席も全席モニター完備
(4)大型モニター並ぶコックピットや落ち着いたラバトリー

JALのA350
「6年かけ準備した最高の飛行機」
JAL、A350就航 植木会長「静かな機内、こだわりのシート」
JAL、A350訓練飛行公開 9月に羽田-福岡就航、離着陸時も静かな機内

4号機羽田到着
JALのA350、初の通常塗装4号機羽田到着

3号機羽田到着
JALのA350、グリーンロゴ3号機羽田到着 特別塗装は完納

2号機羽田到着
JALのA350、シルバーロゴ2号機が羽田到着 レッドの初号機と並ぶ

初号機羽田到着
JALのA350初号機、羽田に到着 赤坂社長「自信持って提供できる」

機内から撮影した離着陸や機内(YouTube Aviation Wireチャンネル
JAL A350 訓練飛行中の機内(ファーストクラス、成田→新千歳)
JAL A350 成田離陸(機内から見たJA01XJ 訓練飛行)
JAL A350の機内(ファーストクラス→クラスJ→普通席)

JALのA350搭乗記
L字型タップでコンセント問題解決 普通席搭乗記・JAL A350-900
座り心地は快適!テーブルは… クラスJ搭乗記・JAL A350-900

初号機トゥールーズ出発
JAL、A350初号機受領し羽田へ 植木会長「6年前の決断正しかった」

  • 共有する:
  • Facebook
  • Twitter
  • Print This Post