ANAホールディングス(ANAHD、9202)傘下の全日本空輸(ANA/NH)は12月18日から、AI通訳機「ポケトーク」の導入を開始した。国内空港の地上係員が使用し、増加する訪日客への対応力を強化する。

ANAが地上係員向けに導入する「ポケトーク」=PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire
ポケトークはソースネクスト(4344)が開発したAI翻訳機で、端末に話しかけると英独仏中など74言語を双方向に通訳できる。ANAは18日から伊丹空港での導入を開始し、就航する国内全50空港に計200台を順次導入する。
ANAの地上係員は従来、空港ロビーや搭乗ゲートで日本語と英語を使用してアナウンスしている。今後は天候不良などによる遅延や欠航が発生した場合に、ポケトークを活用した多言語での対応を図る。
ANAHD傘下のANAビジネスソリューションは、企業向けに展開している研修プログラムにポケトークを導入している。
・ANA、企業向け研修に「ポケトーク」 訪日客への“苦手意識”払拭狙う(19年8月27日)