航空機内装品大手のジャムコ(7408)は4月16日、独ハンブルク支店が本格稼働を開始したと発表した。エアバス向け製品の納入支援とプロダクト・サポート業務を行う。
同支店はこれまでのハンブルク支所を2月に拡充し、エアバスのハンブルク工場近くに開設。人員の増強を行った。ジャムコはシンガポール航空(SIA)などのA380型機向けにギャレー(厨房設備)をはじめとする内装品を供給しており、支店開設でサポート体制を強化する。エアバスが開発中のA350 XWB向けでは、米国子会社ジャムコ・アメリカがビジネスクラスのシートを供給する。
現在ジャムコは日本のほか、北米とフィリピン、シンガポール、ドイツを拠点にグループのネットワークを構築。客室改修や認証取得などの事業を強化していく。
2013年3月期通期の業績予想は、営業利益が24億円。売上高は515億円、経常利益は27億円、純利益は15億円で、為替レートが円安となったため為替差益が生じ、経常利益が増加する見込み。
ハンブルグ支店の連絡先
Leegerwall 1, 21129 Hamburg-Finkenwerder, Germany
電話 49-40-32318431
FAX 49-40-33442365
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