羽田空港の国内線旅客ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)と国際線旅客ターミナルを運営する東京国際空港ターミナルは4月15日、英スカイトラックス社による顧客サービス調査で第1・第2国内線旅客ターミナルが国内線空港の総合評価で世界1位となり、空港の清潔さや快適さの評価でも国内線の2ターミナルと国際線ターミナルが世界1位を受賞したと発表した。
スカイトラックスは英国を本拠地とする航空輸送産業専門の調査会社。羽田は同社が実施した顧客サービスに関する国際空港評価「ワールド・エアポート・アワード 2013」のうち、国内線空港の総合評価「ワールド・ベスト・ドメスティック・エアポート」部門で世界1位を獲得した。ターミナルの機能やアクセスが評価された。2位は中国の上海虹橋国際空港、3位は南アフリカのダーバン キング シャカ国際空港だった。
国内線と国際線両ターミナルが世界1位となったのは、空港の清潔さや快適さを評価する「ベスト・エアポート・ターミナル・クリーンリネス」部門。2位は韓国の仁川国際空港、3位はシンガポールのチャンギ国際空港となった。
評価項目は空港へのアクセスの利便性や荷物カートの使いやすさ、ターミナルの雰囲気や清潔さ、職員の態度や外国語能力など39項目にわたる。対象は世界各国の395空港以上で、2012年から13年の間の9カ月間に実施。108以上の国籍の旅客1200万人以上がアンケート調査に参加した。
国際空港の総合評価「エアライン・オブ・ザ・イヤー」では羽田は9位と前年の14位から躍進。国内の空港では唯一のベストテン入りで、1位はチャンギ空港、2位は仁川空港、3位はオランダのスキポール空港だった。
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日本空港ビルデング
東京国際空港ターミナル