全日本空輸(ANA/NH)などを傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、2020年春に退役するボーイング737-500型機「スーパードルフィン」の記念事業第2弾として、残り3機全機(登録記号JA305K、JA306K、JA307K)に退役記念デカールを貼り、ショッピングバッグなどを機内で販売する。
記念デカールは、機体前方左側の乗降に使う「L1ドア」付近に、3機共通デカールを貼るほか、エンジンカウルに描かれたイルカ「スーパードルフィン」が、機体ごとに異なる花束を携えているようなデカールを12月上旬から貼り付ける。
記念グッズの機内販売は2020年1月1日から退役までで、ショッピングバッグのほか、ノートやボールペンなどで構成する文具4点セットの2種類を扱う。いずれも価格は3000円で、737-500の機内限定販売となる。
ANAの737-500は、1995年7月21日に1路線目の福岡-鹿児島線に就航。離島を含む地方路線に25機が投入された。現在はグループで地方路線を担うANAウイングス(AKX/EH)が運航しており、座席数1クラス126席は同社が運航する737の中でもっとも小さい。
ANAでは9月から退役記念イベントを実施しており、今回のデカールなどは第2弾の取り組みとなる。
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全日本空輸
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