エアライン, ボーイング, 機体 — 2019年11月25日 12:23 JST

JAL、嵐の5人描いたA350公開　初便は26日札幌行き、6代目嵐JET

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　日本航空（JAL/JL、9201）は11月25日、今月CDデビュー20周年を迎えた男性アイドルグループ「嵐」のデザインを施した特別塗装機「20th ARASHI THANKS JET」（エアバスA350-900型機、登録記号JA04XJ）を公開した。初便は26日の羽田発札幌（新千歳）行きJL503便で、午前7時30分に羽田を出発予定。その後は羽田－福岡線と札幌線の一部便に投入し、2020年2月からは羽田－那覇線でも運航する。

＊初便離陸の記事はこちら。

羽田空港の格納庫で公開されたJALの6代目嵐JET「20th ARASHI THANKS JET」＝19年11月25日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　JALは嵐を国内線のCMキャラクターに2010年から起用しており、今年で10年目を迎えた。嵐のメンバーを描いた「嵐JET」は今回で6代目となった。今回は機体左側に「さらなる未来を見据えた表情をした」という嵐のメンバーを、右側は初代の嵐JET（ボーイング777-200型機、JA8982）に描かれたメンバーをデザインした。初代は2010年9月5日から2011年2月7日まで運航された。

　JALのA350の座席数は3クラス369席で、ファーストクラスが12席（2-2-2席配列）、クラスJが94席（2-4-2席）、普通席が263席（3-3-3席）。9月1日に就航した初号機（JA01XJ）から3号機（JA03XJ）までは、A350のロゴを機体後方に大きく描いた特別塗装機だった。4号機は初の通常塗装機として10月27日に羽田へ到着し、11月2日に就航したが、再び特別塗装機となった。

　今回の嵐JETの運航期間は、2020年12月ごろまでを予定している。嵐の松本潤さんは、9年前に初代嵐JETが登場したころを振り返り、「まさか自分たちの顔を機体に描いてもらえるとは想像してなかった。一番最初と今の顔を入れてもらえるという話を伺い、JALさんの愛情を感じた」と、6代目の登場を喜んでいた。

　JALで国内線を統括する国内路線事業本部長の本田俊介執行役員は、「CMでは北海道や沖縄、広島、熊本などに行っていただいた。彼らが行く地は観光地になる」と、被災した地域で嵐のメンバーがCMを撮影することで、地域振興につながっていると語った。

＊写真は6枚。