エアバス, 官公庁, 機体 — 2019年11月15日 14:18 JST

トレント700、ベルーガXLでも型式証明取得

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 英ロールス・ロイスは現地時間11月14日、エアバスの次世代大型輸送機「Beluga XL(ベルーガXL)」に搭載するエンジン「トレント700」について、EASA(欧州航空安全局)から型式証明(TC)を取得したと発表した。トレント700は旅客機のエアバスA330型機に搭載済みで、ベルーガXL用としても型式証明を取得したことになる。

トレント700を搭載するベルーガXL=PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ベルーガXLは、A300をベースとする大型輸送機A300-600ST「ベルーガ」の後継機で、A330-200F貨物機がベース。コンポーネントや機器は既存のものを再利用するが、コックピットや貨物室などは新規開発となる。2020年初頭までに運航を開始し、2023年までに6機が製造される見通し。

 A330向けトレント700は、1994年12月にEASAから型式証明を取得済み。1995年にはキャセイパシフィック航空(CPA/CX)が、トレント700を搭載したA330初号機を導入した。これまでに2000基以上を納入。総飛行時間は500万時間以上に及んでいる。

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