空港 — 2019年11月11日 18:55 JST

羽田空港、ロボットで清掃 国内線ターミナルに12台

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 羽田空港国内線ターミナルを運営する日本空港ビルデング(9706)は、ターミナル内の清掃にロボットの導入を11月7日から開始した。自律走行型のロボットを4種類、計12台投入する。

空ビルが導入した清掃ロボ(同社資料から)

 導入する清掃ロボはいずれも自律走行するが、人と協働して清掃する。第1ターミナルでは、CYBERDYNE(サイバーダイン、7779)の「MB-CL02」と、アマノ(6436)の「EGrobo」の2機種を導入。第2ターミナルでは2機種のほか、ソフトバンクロボティクスの「RS26」と「Whiz」も合わせて使用する。

 空ビルは2016年から、清掃協力会社やロボットメーカーと協力し、清掃ロボットの運用試験を実施。清掃品質の確保のほか、労働生産人口減少による人手不足への対応を目的に検証を進めてきた。実証実験は、経済産業省の「ロボット導入実証事業」を活用。政府が進める「改革2020」プロジェクトの実現に向けた取り組みの一つとして、空ビルは国土交通省や経産省と連携して実験を進めた。

 空ビルと国際線ターミナルを運営する東京国際空港ターミナル(TIAT)は、英国を本拠地とする航空業界調査・格付け会社SKYTRAX(スカイトラックス)社が、空港を総合的にランク付けする「ワールド・エアポート・アワード」のうち、清掃が行き届いている空港を評価する「World’s Cleanest Airports」部門で、2016年から4年連続で1位を獲得している。

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