香港航空(CRK/HX)は、運航路線の一部を見直すと現地時間11月4日に発表した。香港で活発化している市民デモの影響などによるもので、香港-ロサンゼルス線を運休するほか、日本路線を含む一部路線の便数を削減する。
ロサンゼルス線は、2020年2月6日が最終便となる。減便の対象となるのは10路線で、うち日本路線は成田と関西、札幌、那覇の4路線。残り6路線は海口と杭州、南京の中国3路線と、ソウルとバンクーバー、バンコクの各線となる。
同社の日本路線は7路線で、減便対象となる4路線のほか、岡山と米子、鹿児島にも乗り入れている。
香港では、いわゆる「逃亡犯条例」の改正案に反対する市民デモが活発化。8月12日には市民が空港内に座り込み抗議したことで混乱が生じ、すべての発着便が欠航となった。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)が12月1日から香港線の運航計画を見直し、成田線を減便、中部線を運休し、関西線の機材を小型化する。
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