日本航空(JAL/JL、9201)が10月31日に発表した2019年4-9月期(20年3月期第2四半期)の連結決算は、純利益が前年同期比30.2%減の512億300万円だった。法人税の増加などが影響した。2020年3月期通期の見通しは売上高を下方修正した。
4-9月期の売上高は1.3%増の7598億4400万円、営業利益は16.0%減の813億1600万円、経常利益は12.5%減の825億5000万円で増収減益。営業益の減益は、減価償却方法の見直しによるもので、航空機の客室設備やエンジンなどを、これまでは機体と一緒に償却していたが、2019年度からはそれぞれの耐用年数で償却する。
償却方法変更前の値で見ると、営業益は10.6%減の865億円となった。
営業費用は3.9%増の6785億円。このうち燃油費は1.9%増の1277億円、人件費が2.4%増の1539億円、機材費が12.4%増の625億円、エンジンなどの整備費は8.9%増の399億円、機内やラウンジなどに関するサービス費が3.5%増の234億円だった。営業利益率は10.7%(2.2ポイント低下)となった。
—記事の概要—
・国際線
・国内線
・為替と燃油
・20年3月期
*ANAホールディングスの決算はこちら。
国際線
国際線の旅客収入は1.2%減の2660億円。旅客数は
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