日本航空(JAL/JL、9201)は10月30日、成田-ウラジオストク線とベンガルール(バンガロール)線の就航日を正式発表した。ウラジオストク線は2020年2月28日から、ベンガルール線は夏ダイヤが始まる3月29日から運航を始める。日本の航空会社がウラジオストクへ定期便を運航するのは初めて。3月29日からは成田-サンフランシスコ線を新設し、7月1日から成田-グアム線を増便し、成田発着便を強化する。
ウラジオストク線は当初週3往復で水曜と金曜、日曜に運航し、3月29日開始の夏ダイヤから週7往復のデイリー運航に増便する。機材はボーイング737-800型機(2クラス144席:ビジネス12席、エコノミー132席)で、就航時の運航スケジュールは、ウラジオストク行きJL423便が成田を午前11時30分に出発し、午後2時55分着。成田行きJL424便は午後4時15分にウラジオストクを出発して、午後5時30分に到着する。
当初の就航時期は3月29日を念頭に置いていたが、全日本空輸(ANA/NH)が成田-ウラジオストク線を3月16日から週2往復で開設すると決めたことから、JALは2月中の就航に計画を前倒し。これにより、日系初のウラジオストク就航はJALになった。
ベンガルール線は週7往復のデイリー運航で、ボーイング787-8型機(2クラス186席:ビジネス30席、エコノミー156席)を使用する。運航スケジュールは、ベンガルール行きJL753便が成田を午後6時15分に出発し、翌日午前0時35分着。成田行きJL754便は午前2時45分にベンガルールを出発して、午後2時15分に到着する。
サンフランシスコ線も週7往復のデイリー運航で、787-8(2クラス186席:ビジネス30席、エコノミー156席)を使用する。アジア路線との乗り継ぎを重視し、運航スケジュールはサンフランシスコ行きJL058便が成田を午後6時10分に出発し、午前11時30分着。成田行きJL057便は午後1時35分にサンフランシスコを出発して、翌日午後4時45分に到着する。羽田発着便と合わせ、JALの東京-サンフランシスコ路線は1日2往復、週14往復に拡大する。
グアム線増便分も週7往復のデイリー運航で、767-300ERのスカイスイート767仕様(2クラス199席:ビジネス24席、エコノミー175席)を投入する。運航スケジュールは、グアム行きJL943便は成田を午前10時45分に出発し、午後3時30分着。成田行きJL944便は午後6時5分にグアムを出発し、午後8時50分に到着する。
航空券の販売は、いずれの路線も11月6日午後2時から。
運航スケジュール
成田-ウラジオストク線(20年2月28日就航)
20年2月28日から3月28日(週3往復)
JL423 成田(11:30)→ウラジオストク(14:55)運航日:水金
JL424 ウラジオストク(16:15)→成田(17:00)運航日:水金
JL423 成田(10:40)→ウラジオストク(14:05)運航日:日
JL424 ウラジオストク(15:35)→成田(16:50)運航日:日
3月29日以降(週7往復)
JL423 成田(11:20)→ウラジオストク(14:45)運航日:月水木土日
JL424 ウラジオストク(16:25)→成田(17:40)運航日:月水木土日
JL423 成田(10:40)→ウラジオストク(14:05)運航日:火金
JL424 ウラジオストク(15:35)→成田(16:50)運航日:火金
成田-ベンガルール線(20年3月29日就航)
JL753 成田(18:15)→ベンガルール(翌日00:35)運航日:毎日
JL754 ベンガルール(02:45)→成田(14:15)運航日:毎日
成田-サンフランシスコ線(20年3月29日就航)
JL058 成田(18:10)→サンフランシスコ(11:30)運航日:毎日
JL057 サンフランシスコ(13:35)→成田(16:45)運航日:毎日
成田-グアム線増便分(20年7月1日から)
JL943 成田(10:45)→グアム(15:30)運航日:毎日
JL944 グアム(18:05)→成田(20:50)運航日:毎日
関連リンク
日本航空
ウラジオストク線
・JAL、ウラジオストク20年2月就航へ 前倒しで日本初の定期便、成田発着(19年10月30日)
・ANA、ウラジオストク20年3月16日就航へ 成田から週2往復、A320neoで(19年10月23日)
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ベンガルール線
・JAL、成田-ベンガルール20年3月就航 インドのシリコンバレー進出(19年1月23日)
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