全日本空輸(ANA/NH)は10月30日、那覇空港国内線出発カウンターを11月5日にリニューアルすると発表した。カウンターのレイアウトやデザインを変更するほか、自動手荷物預け機「ANAバゲージドロップ(ABD=ANA Baggage Drop)」を導入する。
カウンターのレイアウトは、自動チェックイン機やABDを集約配置し、特定のカウンターが混雑するのを防ぐなど、待ち時間の短縮を目指す。出発カウンターのレイアウトを変更し、障がい者など手伝いを必要とする人向けの「スペシャルアシスタンスカウンター」を導入するほか、大きな文字やピクトグラム(絵文字)などを採用し、利用者の動線をわかりやすくする。
ABDは16台導入。すでに羽田などへ導入済みで、日本語と英語、中国語(繁体・簡体)、韓国語の4カ国語に対応している。また、那覇では空港の改修作業が進んでおり、チェックインカウンター前での手荷物のX線検査をなくす「インライン・スクリーニング・システム」を今年3月から導入している。
ANAでは、新デザインの空港カウンターによる手続きなど、新たな搭乗の流れを「FAST TRAVEL(ファストトラベル)」と呼んでおり、羽田と新千歳、福岡、那覇、伊丹へ順次導入。空港での手続きをわかりやすくし、待ち時間の短縮を狙っている。
那覇のラウンジは改修済みで、2月28日にマイレージサービスの最上級会員向け「ANAスイートラウンジ(ANA SUITE LOUNGE)」を刷新。一般会員向け「ANAラウンジ(ANA LOUNGE)」も、9月3日にリニューアルオープンした。
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