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ANAの787、20年度から全機稼働 エンジン改修完了へ

 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)の片野坂真哉社長は10月29日、エンジン改修を進めているボーイング787型機について、2020年度から全機を稼働できるとの見通しを都内で明らかにした。

20年度から787をフル稼働させるANA=19年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ANAの787は、ロールス・ロイス製エンジン「トレント1000(Trent 1000)」を採用。改修が必要になったのは中圧圧縮機(IPC)のローターブレードで、亀裂が生じてブレードが飛行中に飛び散り、機体の操縦性を低下させる可能性があることがわかった。2018年4月にFAA(米国連邦航空局)とEASA(欧州航空安全局)がロールス・ロイスに対し、航空機の安全性を確保するための整備や改修を指示する「耐空性改善命令(AD)」を出し、改修が全世界で進んでいる。

 ANAが現在運航している787は、標準型の787-8が36機、長胴型の787-9が33機、超長胴型の787-10が2機の71機で、受注残は787-9が11機と787-10が1機の計12機。ANAはエンジン改修作業に伴い、787の稼働を落としており、現在の運航計画も一定数の787が改修作業で運航から離脱することを見越して組まれている。

改修作業のためエンジンが外されたANAの787=19年9月 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ロールス・ロイスのウォーレン・イーストCEO(最高経営責任者)は昨年11月にAviation Wireの単独取材に応じた際、「2020年