エアバス, エアライン, 機体, 空港 — 2019年10月28日 18:14 JST

デルタ航空のA330neo、成田-シアトル就航 羽田移管後はA350に

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 デルタ航空(DAL/DL)のエアバスA330-900型機(A330neo、登録記号N402DX)が10月28日、成田空港へ到着した。シアトル-成田線に投入した新機材で、同社のA330neo運航便では3路線目となった。

成田空港に到着したデルタ航空のA330neo=19年10月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

 デルタはA330-900を35機発注済み。座席数は4クラス281席で、ビジネスクラス「デルタ・ワン スイート」が29席、プレミアムエコノミー「デルタ・プレミアムセレクト」が28席、足もとが広いエコノミークラス「デルタ・コンフォートプラス」が56席、エコノミークラス「メインキャビン」は168席となる。

 今年5月に初号機(N401DZ)を受領し、シアトルを拠点に7月から運航開始。1路線目が上海、2路線目が9月就航のソウル(仁川)で、日本路線への導入は現時点でシアトル-成田線のみだという。

 A330-900はA330の改良型「A330neo」の1機種で、A330-300の後継機。A350 XWBの主翼技術を取り入れ、ロールス・ロイス社製新型エンジンのトレント7000と空力特性の改善で、燃費を向上させた。客室はA350のものをベースとし、大型化した手荷物収納棚やLED照明などを採用した新内装「エアスペース」を取り入れる。

 成田線初便のシアトル発成田行きDL167便は27日午後0時43分に出発し、成田には約1時間早着となる28日午後2時35分に到着した。

 一方、デルタは2020年3月29日開始の夏ダイヤで成田から撤退し、羽田へ首都圏路線を集約する。シアトル-成田線も羽田発着となり、機材もA350-900に大型化を計画している。

*写真は3枚(運航スケジュールは写真下に掲載)。

成田空港に着陸するデルタ航空のA330neo=19年10月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

成田空港の駐機場へ向かうデルタ航空のA330neo=19年10月28日 PHOTO: Yusuke KOHASE/Aviation Wire

運航スケジュール
シアトル-成田線
DL167 シアトル(12:43)→成田(翌日15:30)
DL166 成田(17:20)→シアトル(10:05)

シアトル-羽田線(20年3月から)
DL167 シアトル(11:55)→羽田(翌日14:20)就航日:20年3月28日
DL166 羽田(16:30)→シアトル(09:45)就航日:20年3月29日

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