日本航空(JAL/JL、9201)のエアバスA350-900型機の4号機(登録記号JA04XJ)が10月27日早朝、羽田空港の格納庫前に到着した。初号機から3号機までは特別塗装機だったが、4号機は初の通常塗装機となった。
特別塗装の3機は、機体後部にA350のロゴを大きく描いた。初号機(JA01XJ)は“挑戦”を示す「レッド」、2号機(JA02XJ)は“革新”の「シルバー」、3号機(JA03XJ)は“エコ”の「グリーン」と、1機ごとに異なる色を採用した。翼端は、4号機以降もJALのシンボルカラーである赤を配している。
トゥールーズを現地時間26日午前10時27分に出発した4号機は、フェリーフライト(回航)のJL8102便として羽田のC滑走路(RWY34R)へ午前6時11分ごろ着陸。格納庫前には同22分ごろ到着した。
初号機は6月14日に羽田へ到着し、9月1日に就航。最初の路線となる羽田-福岡線に1日3往復投入している。2号機は8月31日に到着して10月12日に就航し、3号機は9月21日に到着して10月7日に就航済み。2021年度末までに同路線の777-200を置き換える。3号機の到着で、特別塗装機はすべて羽田にそろった。2路線目の羽田-札幌線は冬ダイヤ初日の10月27日から、3路線目の羽田-那覇線は2020年2月1日から投入する。
A350-900の座席数は3クラス369席で、ファーストクラスが12席、クラスJが94席、普通席が263席。那覇線や夏の札幌線など観光需要が多い路線には、普通席が多い391席仕様機の投入も計画している。羽田-伊丹線には、27日からA350と同じシートを採用したボーイング787-8型機の国内線仕様機(JA846J)が就航する。
*写真は7枚。
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