全日本空輸(ANA/NH)は10月17日、羽田-富山線と小松線の一部機材大型化や臨時便について、18日から22日までの運航スケジュールを発表した。台風19号の影響で、北陸新幹線の一部区間が不通になっているため。
富山線はANAの単独路線。通常は1日4往復をボーイング737-800型機(2クラス166席)で運航している。臨時便は18日のみで、2往復4便運航する。羽田を午前11時45分に出発するNH1411便と富山午後1時25分発NH1412便、羽田午後3時20分発NH1413便と富山午後5時発NH1414便で、機材はいずれもエアバスA321型機(同194席)を投入する。
大型化は22日まで実施。18日から20日は1日あたり2往復4便、21日と22日は同1往復2便を大型化する。
18日の場合、羽田を午前7時55分に出発するNH313便と富山午前9時35分発NH316便、羽田午後6時5分発NH319便と富山午後7時45分発NH322便を、通常の737-800から767-300(同270席)に大型化し、1便あたり104席(63%)増やす。21日までは対象便を767-300に大型化し、22日はA321に変更する。
1日4往復の小松線は、期間中の臨時便はなし。大型化は20日から22日までで、1日あたり1往復2便を大型化する。20日は、羽田を午前8時40分に出発するNH751便と小松午前10時20分発NH754便を767-300から787-8(同335席)に大型化する。21日は羽田午後4時40分発NH755便と小松午後6時35分発NH758便を、A321から767-300に大型化し、22日はNH755便とNH758便を737-800からA321に変更する。
ANAは、21日に次の発表を予定している。
小松線は日本航空(JAL/JL、9201)も臨時便や大型化を実施。臨時便は1日あたり1往復2便で機材は737-800(2クラス165席)、大型化も同1往復2便が対象で通常の737-800から767-300ER(3クラス252席で2クラス運用)に大型化している。19日以降の計画は、決定次第発表する。
台風19号影響
・JAL、羽田-小松26日までの臨時便・大型化発表 北陸新幹線一部不通(19年10月18日)
・ANAとJAL、羽田-富山・小松臨時便や大型化 北陸新幹線不通で(19年10月15日)
・JALとANA、台風欠航でホノルル臨時便 A380も投入(19年10月15日)
・ANA、羽田-富山臨時便 台風19号影響で(19年10月14日)
・ANAとJAL、台風19号で2170便欠航 2日間で35万人影響(19年10月13日)