ANAとJAL、台風19号の被災者支援　義援金やマイル寄付

　全日本空輸（ANA/NH）と日本航空（JAL/JL、9201）は、台風19号が各地で大きな被害をもたらしたことから、義援金などの支援を各社で実施している。

ANA

台風19号の被災者支援を行うANAとJAL＝19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

　ANAは、義援金2000万円を特定非営利法人ジャパン・プラットフォームや自治体などを通じて寄付。ANAグループ社員や役員から募っている台風15号被災地支援募金の対象に19号の被災地を加え、募金期間を11月30日まで1カ月間延長した。社内募金は日本赤十字社に渡す。

　ANAによると、台風15号で実施したマイル寄付の受付などは予定していないという。

JAL

　JALは、義援金500万円を社会福祉法人中央共同募金会へ寄付。同会から被害状況に応じ各地に案分され、自治体を通じて被災者に見舞金として届けられる。また、11自治体に見舞金を贈る。

　10月17日から31日までは、JALグループの国内線を活用し、政府や自治体、公的機関が荷主の救援物資を無償で輸送。事前申し込みが必要で、荷物の到着地はJALグループの国内線が就航している被災地最寄りの空港となる。

　また、JALのマイレージサービス「JALマイレージバンク（JMB）」の会員にマイル寄付を呼びかける。マイル寄付は、18日午後5時から11月30日午後11時59分まで受け付ける。500円に相当する500マイルを1口とし、寄せられたマイル寄付相当額を社会福祉法人中央共同募金会に寄付する。社員による募金も同会へ寄付する。

関連リンク
全日本空輸
JALチャリティ・マイル（台風19号被災者支援は10月18日17時から）
日本航空

台風19号
・ANAとJAL、羽田－富山・小松臨時便や大型化　北陸新幹線不通で（19年10月15日）
・JALとANA、台風欠航でホノルル臨時便　A380も投入（19年10月15日）
・ANAとJAL、台風19号で2170便欠航　2日間で35万人影響（19年10月13日）

台風15号
・JAL、台風15号の被災者支援　義援金やマイル寄付（19年9月24日）
・ANA、台風15号の被災者支援　義援金やマイル寄付（19年9月25日）
・成田空港、台風15号被災地への義援金募金箱　各ターミナル年内設置（19年9月25日）