エアバスは現地時間4月4日、A330型機の生産レートを月産10機に引き上げたと発表した。これまでは月産9.5機だった。
同社は昨年12月にA330の最大離陸重量を242トンに引き上げたタイプを提供すると発表。A330-300には燃料積載量を増やすオプションも用意しており、いずれも2015年から就航可能となる見込み。
現在旅客型はA330-200(3クラス253席)とA330-300(3クラス295席)、貨物型はA330-200Fを生産。派生型の軍用機として多目的空中給油・輸送機A330 MRTTをエアバス・ミリタリー社が製造している。旅客型と貨物型は、3月末時点でこれまでに92の顧客から1246機を受注し、964機を引き渡した。受注残は282機。
日本の航空会社では、14年2月からスカイマーク(SKY、9204)がA330-300を国内幹線に就航させる予定。SKYは15年7-9月期までにリースで10機の導入を計画している。
・エアバス、A330に最大離陸重量242トンの新タイプ
・スカイマーク、国内幹線用A330に上級クラス導入 国際線サービス準備も