エアバスは現地時間9月23日、カザフスタンのエア・アスタナ(KZR/KC)へ同社向け初号機となるA321LR(登録記号P4-KGA)を引き渡したと発表した。同機は航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)からのリース機となる。
エンジンは米プラット・アンド・ホイットニー(PW)製PW1100G-JMを搭載。座席数は2クラス166席で、ビジネス16席、エコノミー150席を設定する。
A321LRは、新型エンジンで燃費を向上させたA321neoの航続距離延長型。最大離陸重量(MTOW)を97トンに引き上げ、3個目の中央燃料タンクを追加することで航続距離を約7408キロ(4000海里)に延長した。
2018年11月から納入を開始。初号機(4X-AGH)は、アルキア・イスラエル・エアラインズ(AIZ/IZ)に引き渡した。日本ではピーチ・アビエーション(APJ/MM)が2機、ジェットスター・ジャパン(JJP/GK)が3機、それぞれ導入を予定している。
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