エアライン — 2019年9月23日 10:26 JST

ソラシド、二子玉川で九州・沖縄物産展 家族連れでにぎわう

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 宮崎空港に本社を置くソラシドエア(SNJ/6J)は、九州や沖縄の魅力をPRするイベント「グリーンスカイフェスタ」を東京・二子玉川の商業施設二子玉川ライズで9月21日と22日の2日間開催し、家族連れなどでにぎわった。

二子玉川で開かれたソラシドのグリーンスカイフェスタ=19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

—記事の概要—
「地域にお金が落ちるように」
福岡就航に照準

「地域にお金が落ちるように」

 会場では、子供用制服試着会や空の仕事紹介、キッチンカーによる九州特産品の無料飲食や試飲、物販などが行われ、試食コーナーには行列ができていた。ソラシドの本拠地である宮崎県と宮崎市のほか、熊本県水上村、熊本県天草広域本部、長崎県波佐見町と南島原市、鹿児島県いちき串木野市とさつま町、曽於市、大分県国東市、沖縄県宜野座村の11自治体が参加した。

二子玉川で開かれたソラシドのグリーンスカイフェスタに登場したくまモン=19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

二子玉川で開かれたソラシドのグリーンスカイフェスタで試食コーナーに並ぶ人々=19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

 ソラシドは就航15周年を迎えた2017年に、羽田空港で九州の特産品を集めた「ソラシドマルシェ in 羽田空港」を開催。二子玉川でのイベントは昨年に続き2回目となった。同社の髙橋宏輔社長によると、羽田の来場者は旅行者が多い傾向があったことから、昨年は家族連れが多い二子玉川に場所を移したという。

 「自治体の特産品を買っていただきたいという狙いがあった。昨年は初日に完売してしまうものもあり、うちの社員が始発で在庫を補充した」(髙橋社長)と、二子玉川での開催は狙いが当たった。「われわれは九州・沖縄ローカルのエアライン。地域にお金が落ちるようにしなければならない」と、地域密着型の航空会社としてイベントを開く意義を話した。

福岡就航に照準

 ソラシドはボーイング737-800型機(1クラス174席)を13機保有。羽田発着が宮崎、熊本、長崎、鹿児島、大分の5路線、那覇発着が宮崎、鹿児島、神戸、中部、石垣の5路線、中部発着が鹿児島の1路線で、計11路線を運航している。

 9月20日と25日に熊本-台北(桃園)間、10月11日と14日には鹿児島-台北間の国際チャーター便を運航し、訪日需要を取り込んでいる。2020年には福岡空港の発着枠拡大が見込まれることから、福岡就航を最重要課題として取り組んでいる。一方、9月2日に配分が公表された羽田の国内線発着枠は25枠のままで、増枠にはならなかった。

二子玉川で開かれたソラシドのグリーンスカイフェスタ=19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

二子玉川で開かれたソラシドのグリーンスカイフェスタ=19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

二子玉川で開かれたソラシドのグリーンスカイフェスタのお仕事教室=19年9月21日 PHOTO: Tadayuki YOSHIKAWA/Aviation Wire

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