日本航空(JAL/JL、9201)向けエアバスA350-900型機の3号機(予定登録記号JA03XJ)が、仏トゥールーズで初飛行した。機体後部にグリーンのロゴが描かれている。
JALのA350は、ボーイング777型機の後継機。標準型のA350-900は主に国内線用777-200の、長胴型のA350-1000は長距離国際線用777-300ERを置き換える。A350-900は初号機から3号機までが特別塗装機で、機体後部にA350のロゴを大きく描き、初号機(JA01XJ)は“挑戦”を示す「レッド」、2号機(JA02XJ)は“革新”の「シルバー」、3号機は“エコ”の「グリーン」を採用した。
初号機は6月14日に羽田空港へ到着し、29日から訓練飛行を開始している。2号機はこれまでの引き渡し状況などから、8月内にも日本へ到着するとみられる。
A350の就航は9月1日で、羽田-福岡線が最初の路線となる。座席数は3クラス369席で、ファーストクラスが12席(2-2-2席配列)、クラスJが94席(2-4-2席)、普通席が263席(3-3-3席)。全クラス全席に電源コンセントと充電用USB端子、個人用画面を備え、機内インターネット接続「JAL Wi-Fiサービス」を無料提供し、出発して地上走行を開始してから、着陸後に駐機場へ到着するまで利用できる。映画などのビデオコンテンツは、途中で視聴を中断しても次回搭乗時に続きを楽しめる。
関連リンク
A350就航記念特別サイト(JAL)
初号機の機内動画
・JAL A350の機内(ファーストクラス→クラスJ→普通席)(YouTube Aviation Wireチャンネル)
訓練飛行公開
・JAL、A350訓練飛行公開 9月に羽田-福岡就航、離着陸時も静かな機内(19年8月28日)
写真特集・JAL A350-900福岡公開
(1)ファーストクラスはゆとりある個室風(19年8月18日)
(2)クラスJは新レッグレストで座り心地向上(19年8月19日)
(3)普通席も全席モニター完備(19年8月24日)
(4)大型モニター並ぶコックピットや落ち着いたラバトリー(19年8月25日)
国内で訓練飛行
・「パイロットはおもてなしの舞台装置をコントロールする側」 JAL A350運航乗員部長・立花機長に聞く(19年8月26日)
・JALのA350、初の福岡訓練終え関空へ(19年7月20日)
・夜の福岡に初飛来 写真特集・JAL A350福岡フィットチェック(19年7月21日)
・JALのA350、福岡に初飛来 訓練で新千歳から(19年7月19日)
・JALのA350、訓練飛行スタート 羽田を出発(19年6月29日)
・北九州と新千歳、成田初飛来 JALのA350が訓練飛行(19年6月29日)
・JALのA350、訓練で関空と中部初飛来へ(19年7月6日)
特集・JAL A350初号機受領
離陸編 翼を振りトゥールーズをフライパス(19年6月15日)
デリバリー編 鶴イメージしたバレエでお披露目(19年6月15日)
自社養成はフェニックス
・ナパ閉鎖を経てフェニックスで訓練再開 特集・JALパイロット自社養成再開から5年(1)(19年8月21日)