日本航空(JAL/JL、9201)とグループで鹿児島空港を拠点とする日本エアコミューター(JAC/JC)、NTTドコモ(9437)の3社は、奄美群島の世界自然遺産推進共同体を8月23日に発足した。奄美群島は2020年夏の世界自然遺産登録を目指しており、自然保護や地域振興などを地元と進めていく。
共同体には、発足時点で40の企業・団体が参加を表明。世界自然遺産に関する普及啓発や、希少種と自然環境の保護、密猟・密輸などの課題解決、調査研究などに参加企業や団体が協力し、登録実現を目指す。
また、環境省沖縄奄美自然環境事務所や、林野庁九州森林管理局鹿児島森林管理署、鹿児島県、奄美群島12市町村などが後援を予定している。
世界自然遺産はユネスコ世界遺産センターが事務局を務め、環境省は「人類共通のかけがえのない財産として、将来の世代に引き継いでいくべき宝物」と位置づけている。日本では、1993年に屋久島(鹿児島県)と白神山地(青森県・秋田県)、2005年に知床(北海道)、2011年に小笠原諸島(東京都)の4カ所が登録されている。
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