エアライン, 企業 — 2019年8月27日 13:46 JST

ANA、時差ボケ調整アプリの社外実証実験 20年実用化目指す

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 全日本空輸(ANA/NH)を傘下に持つANAホールディングス(ANAHD、9202)は、「ANA Travel Wellness 乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクトの第1弾「時差ボケ調整アプリ」の社外実証実験を、8月から10月まで実施する。

時差ボケ調整アプリのイメージ図(ANAの資料から)

 時差ボケ調整アプリは、「乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクトの第1弾として、睡眠テクノロジーを扱うベンチャー企業ニューロスペース(墨田区)と共同で開発。フライト情報や現地での予定を基に、時差ボケを調整するために必要な光の浴び方や食事のとり方、睡眠や仮眠のとり方、体の動かし方など、体に良いことや避けた方がよいことなどの情報が、出国前や機内など渡航中、帰国後の各タイミングで提供されるという。

 実証実験は、ANAHDとその関連企業、海外渡航を伴う業務がある一般の企業などが海外渡航時にアプリを利用し、効果や使い勝手を検証する。これまで個人にゆだねられていた時差ボケ対策に代わるものとして、今後もアプリの開発や実証実験を進め、2020年4月のサービス開始を目指す。実証実験には、損害保険ジャパン日本興亜や東急スポーツオアシス、一般財団法人地域活性化センターなどが参加し、50人程度が参加を予定している。

 第2弾以降では、機内の時間を使って健康状態を把握する「空の人間ドック」や、ヨガなどで乗客の心と身体を整える「機内マインドフルネス」などを考えているという。

関連リンク
全日本空輸

ANA、時差ボケ調整アプリ 「乗ると元気になるヒコーキ」プロジェクト(18年9月19日)

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