ボーイングは現地時間8月15日、ベトナム航空(HVN/VN)に787-10型機の同社向け初号機(登録記号VN-A879)を引き渡したと発表した。航空機リース会社エアリース・コーポレーション(ALC)からのリース機で、合わせて8機を同社から2021年までに導入する。
座席数は2クラス367席(ビジネス24席、エコノミー343席)で、導入済みの787-9と比べて40席以上増え、貨物搭載量も増える。航続距離は6430海里(1万1910キロ)で、双通路のワイドボディー機が就航する路線の95%以上に投入できる。
ベトナム航空は787-9や787-10、エアバスA350-900型機など、最新鋭機の導入を進めている。
3機種で構成する787ファミリーのうち、787-10は胴体がもっとも長い超長胴型で、標準型の787-8より11.6メートル、長胴型の787-9より5.5メートル長い。設計と部品は787-9と95%共通しており、最終組立はすべて米サウスカロライナ州のチャールストン工場となっている。日本の航空会社では、全日本空輸(ANA/NH)が3機発注しており、4月から国際線に投入している。
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