フィリピンのセブパシフィック航空(CEB/5J)は現地時間8月9日、クラーク-成田線の運航を開始した。同社3路線目の成田乗り入れとなる。クラークから首都圏への就航は初めて。
月曜と水曜、金曜、日曜の週4往復で、エアバスA320型機(1クラス180席)を投入する。運航スケジュールは各日とも共通で、成田行き5J5068便はクラークを午前7時に出発し、午後0時30分に到着。クラーク行き5J5069便は午後1時15分に成田を出発し、午後5時に着く。
初便が出発した成田空港第2ターミナル98番搭乗口で開催した就航記念式典で、同社でマーケティング・販売担当バイスプレジデントを務めるキャンディス・イヨグ氏は同路線について「搭乗率85%以上を狙う」とし、「週4往復は観光需要に適している。(増便は)機会があれば考えたい」と述べた。
また、同社日本支社の松本知彦支社長は「8月中は8割近くの予約率」とし、路線成功の期待が高いとした。
初便となった5J5068便(A320、登録記号RP-C4100)は149人が利用。正午過ぎに成田へ到着し、放水アーチでの歓迎を受けた。折り返しの5J5069便は159人が搭乗し、午後1時10分過ぎに出発した。
クラークはマニラの北100キロに位置する経済特別区で、日本企業が多く進出する。同社はクラークを拠点化しており、混雑するマニラのニノイ・アキノ国際空港を補完している。
同社の成田路線は、クラーク線の就航により3路線となる。クラーク線のほかは、マニラから1日2往復、セブから1日1往復運航している。クラークからの国際線は4路線目で、成田のほかは香港とマカオ、シンガポールへ乗り入れている。
運航スケジュール
5J5068 クラーク(07:00)→成田(12:30)運航日:月水金日
5J5069 成田(13:15)→クラーク(17:00)運航日:月水金日
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