エアバスは現地時間8月6日、米アラバマ州モビールでA220型機の製造を開始したと発表した。同工場製の初号機となるのはA220-300で、2020年7-9月期(第3四半期)にデルタ航空(DAL/DL)へ引き渡す。
A220の新工場は、米国初となったA320の最終組立工場に隣接。今年初めに着工した。これまではカナダ・ケベック州ミラベルにある最終組立工場で製造し、モビール工場は2カ所目の製造拠点となる。同工場では2020年代半ばまでに、年間40機から50機の製造を目指す。
A220は、カナダのボンバルディアが開発した小型旅客機「Cシリーズ」の新名称。Cシリーズの製造や販売を担う事業会社「CSALP」を、エアバスが2018年7月に買収したことで改めた。Cシリーズは、CS100(100-135席)と、中胴が3.7メートル長いCS300(130-160席)の2機種が開発され、CS100をA220-100、CS300をA220-300に改称した。
米国の航空会社では6月末現在、デルタ航空(DAL/DL)がA220-100を45機、A220-300を50機発注。このうちA220-100を18機受領している。このほか、ジェットブルー(JBU/B6)がA220-300を70機発注し、ジェットブルーの創始者デービッド・ニールマン(David Neeleman)氏が立ち上げたLCC「Moxy」からも、A220-300を60機受注している。
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Airbus Alabama
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デモフライトの動画
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・A220セントレア離陸(2:24)
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