ボーイングのデニス・マレンバーグ会長、社長兼CEO(最高経営責任者)は現地時間7月24日、墜落事故が相次いだ737 MAXについて、運航停止が長期化した場合に生産を一時停止する可能性があることを、同日開かれた決算会見で明らかにした。
737の生産レートは、今年4月中旬に従来の月産52機を42機に落としている。2件の墜落事故後、航空会社やリース会社への引き渡し中断によるもので、今年10-12月期(第4四半期)の早い時期にFAA(米国連邦航空局)など当局の承認を得て、737 MAXの運航を再開できることを想定。その後、2020年には57機に引き上げる計画を進めている。
マレンバーグCEOは、「運航再開が想定時期から変更になった場合、生産の一時停止など、さらなる生産レートの引き下げや、その他の選択肢を検討する必要があるかもしれない」と述べた。
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