エアバスは、デルタ航空(DAL/DL)に50機目となる米国製A320ファミリーを引き渡したと発表した。50機目となったのはA321(登録記号N387DN)で、持続可能なジェット燃料を使用して納入した。
米国初となるエアバスの最終組立工場をアラバマ州モビールに建設し、2015年9月に本稼働した。現在はA320ファミリーを製造。今後はA220(旧ボンバルディアCシリーズ)の最終組立ラインも設け、2020年の引き渡しを予定する。
2016年4月に、米国製初号機となるA321(N965JT)をジェットブルー(JBU/B6)に引き渡した。デルタ航空向けの初号機もA321(N314DN)で、同年12月に納入した。A320は2017年8月に、スピリット航空(NKS/NK)に初号機(N650NK)を引き渡している。
エアバスは2016年5月から、仏トゥールーズで引き渡す機体に、持続可能な燃料を使用。2018年9月からは、米国での納入時も持続可能なジェット燃料を使用し、燃料は英Air BP社が供給する。
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デルタ航空
Airbus Alabama
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