ボーイングは、カタール航空(QTR/QR)から777F貨物機を5機追加受注した。6月のパリ航空ショーで交わした覚書(MoU)によるもので、カタログ価格で総額18億ドル(約1943億6400万円)。ワシントンのホワイトハウスで現地時間7月9日に調印し、調印式には米国のドナルド・トランプ大統領らが出席した。
777Fは旅客機の777-200LRを母体に開発された貨物機で、貨物搭載量は102トン、航続距離は9070キロ(4900海里)。カタール航空が保有する貨物機は現在23機で、このうち777Fは16機、残りは747-8Fが2機、エアバスA330-200F貨物機が5機となる。
調印式にはトランプ大統領のほか、ボーイングのケビン・マカリスター民間航空機部門社長兼CEO(最高経営責任者)、カタールのシャイフ・タミーム・ビン・ハマド・アール=サーニー首長、カタール航空のアクバ・アル・バクルCEOが出席した。
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